自然素材住宅とは?|自然素材+αの家「オールアース住宅」

もっと健やかに暮らすために

20年位前から、住宅業界では「自然素材」がひとつのキーワードになっています。年々、「自然素材を使って家を建てたい」というニーズが増えていますが、自然素材住宅が注目される理由は一体どんなところにあるのでしょうか? また、具体的に自然素材住宅とはどのような住まいのことを言うのでしょうか?

自然素材住宅が注目される理由

戦後、日本の家づくりは急ピッチで合理化・低コスト化が進みましたが、その裏で様々な弊害が生まれました。なかでも深刻なのが、「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」と言われるものです。これらは、化学接着剤を使ったビニールクロスや合板フローリング、塩化ビニールシートなど、化学物質を含んだ建材が原因になっていると言われています。

住まいは、住む人の健康をおびやかすものであってはならない

木や土、草といった自然素材でつくられた昔の日本の住宅では、シックハウス症候群や化学物質過敏症の心配はありませんでした。こういった症状(病気)の原因が、住まいに使われる建材であることが明らかになると、昔のような自然素材を使った家(化学物質を使わない家)の価値が見直されるようになったのです。

シックハウス症候群とは?

シックハウス症候群とは、一般的に新築(リフォーム)したばかりの家に住みはじめたのをきっかけに目がチカチカしたり、頭痛がしたりする症状のこと。上述のとおり、原因は合板やビニール壁紙、集成材や化学接着剤、化学塗料といった有害物質を含む建材にあると言われています。建材に含まれる有害物質は時とともに揮発し、室内の空気を汚染していきます。特に最近の住宅は気密性が高いため、汚染された空気が室内に溜まりやすく、結果としてシックハウス症候群を引き起こすのです。

化学物質過敏症とは?

シックハウス症候群と似た症状を引き起こすものに、「化学物質過敏症」があります。シックハウス症候群は有害物質が含まれる建材が原因とされていますが、建物から離れたり、有害物質を取り除いたりすれば症状は出なくなります。一方で、化学物質過敏症はより症状が重くなり、直接原因となっている化学物質以外にも過敏に反応するようになり、建物から離れた場所でも様々な化学物質に影響を受けて症状が起こるのが特徴です。

環境にもやさしい自然素材住宅

有害物質を含む建材を一切使わない自然素材の住まいは、シックハウス症候群や化学物質過敏症への対策としてだけでなく、エコの側面でも大きなメリットがあります。

たとえば・・・
  • 自然素材は製造エネルギーが少なく済む
  • 多くの自然素材は太陽エネルギーだけで永遠に生産できる
  • 製造時も廃棄時も、化学物質で環境を汚染する心配がない

このように、自然素材住宅は環境に負荷をかけない地球にやさしい住まいです。